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2012/06/12

B。

B級グルメという言葉には三つの冒涜がある。

一つ目に食材への冒涜。

食材は私達に摂取されるためだけに存在しているのではない。
全ては自然界からありがたく頂いているものである。

品種改良された野菜や養殖して得られる魚介類は確かに
人の手によるものだが、大本はやはり自然の中にあったもの。

自然からの恵に人間の価値観を付けるのは愚の骨頂である。

二つ目に生産者への冒涜。

生産者の方々はご自身の生活のためと共に、
我々消費者により良い品を提供しようと常に努力を怠らず
汗水流して頑張っておられます。

その生産者の皆さんの努力の結晶に等級を付けるのは
失礼千万。

三つ目に料理への冒涜。

B級グルメの中には既存の料理と料理を合わせて
生み出されたメニューが存在する。
たとえばこちらの料理。

Dsc045948

Aの料理を食べ進めると下からBという料理が出てきて
双方を絡めて食べるというメニューなのですが、
これは個々の料理を愚弄しているのではないか?

食文化を真に考えるのなら尚更完成された複数の料理を
安易に混ぜるべきではないはずである。

ちなみにこの料理、商工会が一枚噛んでいる辺りからして
『地元の業界興し』を『ご当地グルメ』に刷り変えているとしか
私は考えていません。

そして最後に料理人自身に対する冒涜。

 ・B級と呼ばれるものを喜んで作るのか?
 ・B級と呼ばれるものしか作ることが出来ないのか?
 ・B級と呼ばれるものを喜んで客に提供するのか?
 ・B級と呼ばれるものでしか客が呼べないのか?
 ・B級と呼ばれるものでしか客を喜ばせられないのか?

否!そうじゃないだろう!(# ゚Д゚)

料理人は常に自身の『S級』を客に提供すべきではないか?
とB級グルメという言葉を耳にする度にそう思います。

まあ、自身が「あ、その程度なんで♪」といえば納得しますが。

長々と書きましたが以上の理由で
私はB級グルメという言葉が嫌いです。

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コメント

自分は名古屋めしが好きなのですが、最近のメディアはそれを「B」と呼んでいることがあります。これは都会かぶれをした人間が、レストランで食べられるメニューを勝手に「A」と位置付けたが故の結果ですよねー。

あんすぱ、みそカツ、みそ煮込み、ナポリタン、ひつまぶし、モーニング・・・

これは、れっきとした文化です。
自分の土地に文化のない(と思い込んでいる)人間が、その地方文化を弄って「B」などと呼ぶ権限がどこにあるのでしょうかねー。

投稿: よちゃん | 2012/06/13 23:02

よちゃんさん
以前、この言葉の提唱者がドヤ顔でTVで語っていたのですが
その時から「この人は何を言っているんだ?」と思っていました。

その土地固有の食文化を『B』というのは
その土地自体を『B』と言ってるのと同意だと思います。

まあ現在ではこのB級グルメという言葉の意味が
崩壊してしまっているようですが。

投稿: ハム@9999系 | 2012/06/14 21:04

ごもっともです(・A・)!

アレ食べたんですね( ̄▽ ̄)

投稿: オレンジ満月 | 2012/06/16 07:03

オレンジ満月さん
アレ食べたのですが思ってたとおりのアレでした。
すくい辛いサジもケンカ売ってるとしか…(-_-)

ちなみに二種類の料理を合わせた料理で一番ダメだったのが、
某カレーハウスの季節限定メニューにあったうなぎ蒲焼カレー。

カレー神に謝れヽ(#゚Д゚)ノ┌┛)`Д゚)・;

投稿: ハム@混ぜるな危険 | 2012/06/16 22:01

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