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2016/03/22

語り部。

尾張國一宮 真清田神社に到着。

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  「今日はどちらから来られましたか?( ´∀`)」

鳥居をくぐり、立派な楼門を見上げていると
年配の方に声をかけられました。

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  「蒲郡からです(◎´∀`)ノ」

  「それはまた遠いところから。
   一宮巡りですかな?( ´∀`)」

  「いえ、一宮に限らず
   いろんな神社を巡っているんですよ( ^ω^ )」

などと挨拶を交わした後、ここ真清田神社に関する様々な話を
聞かせてくださいました。

それは、戦火で焼失したこの楼門を再建するにあたり
寄付を募ったもののなかなか寄付が集まらなかったのを
見かねた方が奮起し、たった一人で建て直したという話や…

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その楼門に掲げられている扁額の文字は
奈良の東大寺に掲げてある扁額と同様、
聖武天皇御宸筆の旧額を模して制作されたという話。

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焼失以前は津島神社や尾張大国霊神社(国府宮神社)と
同じく尾張造と呼ばれる建築様式だった本殿や拝殿が
焼失後は春日大社などの建築様式である
春日造を基本にして再建されたというお話と…

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そこに祀られている祭神、天火明命は
天孫、邇邇藝命の兄に当たる神様で
天火明命の『火』は灯りという意味を表すというお話や…

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その拝殿の前にある3本の杉の木は
境内にある建物と同様に焼失した、
伝教大師(最澄)が植えたと伝えられる3本の杉の代わりに
新たに植えられたものということ。

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そして前回の訪問から十数年間、私が謎としてきたコレ。

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何故、楼門と拝殿の位置にズレが生じているのか?

それは焼失以前には存在していた『蕃塀(ばんぺい)』と
呼ばれる拝殿を直視できないようにする設備(?)を再建時に
設置しないで済むようにと考えられたから――とのことでした。

わかりやすく書くと、

扉を開けた直後、真正面に組長の顔を見るのは失礼だから
その失礼が無いようにちょっと扉をずらしてみやした。

というところです。

私がよく言っている

 「正面から拝殿撮んなや、コラ(# ゚Д゚)」

というそれと似たようなものです。

「そんな決まりはない(・∀・)」という意見も過去にありましたが
マナーとして存在していますので以後気を付けられますように。

ちなみにズレているのは楼門のみで、
鳥居と神様が通られる太鼓橋、拝殿及び本殿の全てが
真っ直ぐに設置されています。

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気になったらGoogle Earthか何かでご覧になってくださいね。

とまあそれはさておき、
年配の方の話はありがたいものですね。

ぐーぐる先生やウィキペディアでも調べられないことを
当然のようにご存知でいらっしゃいます。

実際のその目で見てきた歴史の証人の話は格が違います。

今回は本当に良い出会いをしました。

これからもいろんなところで
いろんな方々の話が聞けるといいなぁヽ(´▽`)/

                                 続く…

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